キノコの小部屋

レートの片隅に生えるキノコです。

【メギド72PVP】推しリーダーで200勝称号を取るために【後編】

 どうも、普段はニコニコ動画に「イベント配布メギド縛りでメインVH(

https://www.nicovideo.jp/series/134158)」という縛り動画を投稿しています、みにがっさです。前編を読んでくださった方はありがとうございます。まだの方はこちらから(

https://breloom-room.hatenadiary.jp/entry/2023/08/06/181559)お読みください。

 後編を急ぐと言っていましたが、Cムルムル200勝称号も欲しくなったので取ってきたので遅くなりました。前回と今回の記事の内容を実践して来ただけだから許してください。

 

推しリーダー固定は茨の道

※前提として、この項目は少しきつい表現になってしまう事をご了承の上お読み下さい。

 基本的に推しメギド、特にPVPに向いていないメギドをリーダーに固定して勝つことは難しいです。そのため、推しリーダーで戦うならば、勝つこと以外の拘りは捨てましょう。そうしなければ勝てません。マジで勝てません。少なくとも筆者はそうでした。「でもPVPで強いメギドで周りを固めれば勝てるんじゃないの?」と思う方もいることでしょう。ですがPVPで強い編成は、強い要素を持ったメギドだけで固めているのが現実です。両者で仮にリーダー以外同じ選出で戦った場合、結果は火を見るよりも明らかですね、リーダーの性能が露骨に表れます。そうなると、「推しメギドのパワーが足りなかったせいで負けた」となりかねません。前回の記事でも少し触れましたが、推しメギドが活躍していないのに、勝てないのに、対人戦を続けるのはしんどいです。正直、「強いメギドをリーダーにすれば勝てるんだろうな」と思った事も多いです。この事実に直面した時、筆者は心が折れかけました。

 こうならないためにどうすればいいのかについてを次からの項目で解説します。

 

知識は力、先人達の力を借りよう

 まずはTwitteryoutubeニコニコ動画などで「メギド PVP」「メギド コロシアム」で検索をしてみましょう。研究を重ねた先人達の知恵の結晶が転がっています。ちなみに筆者もつい最近までPVPの鉄則を知りませんでしたので、基礎から学び直しました。ただし、推しメギドで勝つ方法については参考資料が少ないのが現実です。こればかりは推しメギドによって、またプレイヤーによって得意な戦い方が違うためしょうがない部分もあります。あなたの編成を強く出来るのはあなたしかいません。コロシアムでは負けて失うものはありません。色々試してみましょう。

 その後、試行錯誤を繰り返す中で行き詰った時は、勇気は必要ですがPVP勢に質問してみるのもアリだと思っています。筆者もオーブなどの調整を手伝ってもらう事が多いですし、何なら筆者でよければ相談に乗ります(恐らく他のPVP勢も巻き込むことにはなりますが)。

 これは、基本的にPVPをやっている方の多くが「もっとみんなにPVPをやって欲しい、PVP人口を増やしたい!」と考えているからです。少なくとも、自分がPVPを始めてから仲良くして頂いてる方は皆、口をそろえてそう言っています。現在のPVPは人口そのものが少なく、言わば限界集落です。そのため、新規参入者が来てくれることは大歓迎なのです。その分、環境に多様性が生まれますからね。あわよくば、その新規参入者が更なる新規を呼び込んでくれないかと期待していたりもします。

 

 

使えるものは何でも使え

自分の専用機を作ろう

 筆者が知る限りでは、推しメギドリーダーで勝っている方々は基本的に、自分の専用機とでも言える編成を持っています(筆者の偏見です)。推しメギドリーダー勢かつ自分と同じ推しメギドで戦っている方は中々いないですので、自分で作るしかない、というわけです。そんな自分にとっての専用機を作るために一番大切なのが、最初から完成した編成を目指さないことです。まずはどんなに不格好でもいいですので、組んで戦ってみましょう。すると強みや反省点が見えてくるはずです。こうして勝って負けて勝って負けて負けて負けてを何度も何度も繰り返し、ようやく自分の手になじむ編成になるのです。更に対戦の中で改善点が見つかる度に調整を繰り返すうちに、プレイングスキルも上達するため、あなたの編成は勝ちを積極的に狙いにいけるようになるでしょう。こうなる頃にはあなたも立派な専用機持ちです……と書くとハードルが高く見えるので、筆者が実際に200勝称号を取った時の編成の考え方をいくつかの項目に分けて解説していきます。

 

方向性を決めよう

 前編と同じ質問になりますが、あなたの推しメギドのPVPでの強みは何ですか?放置されやすいからオーブでの攻撃がしやすい、逆にすぐに倒されるから他のアタッカーを守れる……この辺りは実際に使ってみないと分かりません。机上の空論を机上のままにするのはもったいないです。試してみましょう。

 そして、メギドを入れ替えて編成を調整する時には、まずは推しメギドと向いている方向性が近いメギドやオーブを入れることをおすすめします。ここの方向性とは「どうやって勝つか」であると考えてください。速攻で相手を殲滅する、殴り合って勝つ、受けきってリソース差で勝つ、他にも色々な勝ち方があります。

 例えば、Bフォカロルが推しメギドの場合、周りを速攻に長けたメギドで固めた場合、果たしてBフォカロルは活躍できるでしょうか。フォトンは他のメギドの攻撃に振り切るため、Bフォカロルの最も強い行動である奥義を使うのが遅くなってしまいます。速攻アタッカーは場持ちが良くないので倒されてしまいますし、残ったBフォカロルだけで倒そうとなると、流石に荷が重いとしか言えなくなってしまいます。このように、推しメギドと余りにも方向性が違うメギドを沢山入れてしまうと、推しメギドがお荷物になりかねません。

 だから、役割を決める必要があったんですね(前編参照)。自分の推しメギドの持つ「強み」はどのようなメギドと相性が良いかを見つけるのは本当に大事なのです。

 

「強み」がそのまま「強さ」になるとは限らない

 筆者がCムルムルリーダー編成を使い始める前、Cムルムルの強みを以下の様に考えていました。

・防御無視のチーフブレーダーを持てるカウンター

・スナイパーでは貴重なアタックが2連撃

・奥義もそこそこ火力が出る

→余ったアタックを渡すサブアタッカー枠として強いのでは?

 こう書くとめちゃくちゃ強そうに見えると思います。Cムルムルは本体が強いから割と楽に200勝できると思っていました。しかし現実は、Rジズを筆頭にした強いスナイパーの対策に巻き込まれ、殆ど活躍できませんでした。ただ、上記がCムルムルの強みなのは事実です。そこで、前列のメインアタッカー2人にフォトンを集中させることで、迅速に相手の戦線を崩壊させると共に、後列を狙われづらくしました。こうすることで、前列のメインアタッカーのどちらかが落とされた後に、想定通りに余ったアタックの受け先となってその性能を発揮してくれました。たまにCムルムルから狙ってくる相手もいましたが、その場合は普通に前列のメインアタッカー2人が暴れて勝てます。

 ……このように、強みがそのまま強さになるとは限りません。まず、何らかの工夫が必要です。今回は分かりやすいように単体性能が高いCムルムルを例にしましたが、性能が厳しくなればなるほど他の対策に巻き込まれる可能性は上がります。それをどう解決するかが、推しメギドリーダーで挑むコロシアムの難しいところであり、面白いところだと筆者は思っています。

 

「強さ」を知ろう

 先程例に出したCムルムルの例ですが、もしかしたらPVPに何度か潜ったことのある方はお気づきになられたかもしれません。そうです、Cアンドロマリウスの択の仕掛け方を参考にアレンジしました。

 「強さ」には必ず理由があります。最初のうちは何故負けたのかも分からないと思います。筆者はCアンドロマリウスに全く歯が立たないまま色々な方法でボコボコにされ続けました。ただ、Cアンドロマリウスのような「強い」編成を分析する時に、今までボコボコにやられてきた経験が役に立ちました。「強い」編成の「強さ」がどのように引き出されているのかを少しでも理解した時、あなたの編成に新たな可能性が拓けるのです。基本的に対人戦では、こちらがやられて嫌なことは相手もやられたら嫌なはずですからね、積極的に取り入れてみましょう。合わなかったら戻せばいいので試し得ですよ。

 

過去の編成は残しておこう

 全ての編成を残しておくのが理想なのですが、できるだけ過去の編成は残しておきましょう。どうしても空き枠が作れないという方はメギドとオーブのスクショを撮ることをおすすめします。なぜこんなことを推奨しているかというと、短時間に色々と試行錯誤して編成をいじっていると、迷走してしまうことってよくありますよね?よくあるんです(断言)。

 そうした後に「やっぱり前の編成に戻したいな」と思って組み直すと、直前の迷走で思考がごちゃごちゃになっているため、前の編成と何かが違ったりしているわけです。そこで過去の編成を残しておくと、一旦リセットしたくなった時に戻れるセーブポイントとなるのです。そのため、試行錯誤できるフリー枠を確保した上で、枠に空きがあれば過去の編成を残しておくのをおすすめします。慣れてくると過去の編成一覧を見返しながら、この時はこう考えていたからこのメギドやオーブを入れたのか……と思い出せるようになりますし、成長した自分が何かを再発見するかもしれません。

 

 

無理な相手を知り、あきらめ方を変えよう

 どうしても相性が悪くて無理な編成ってありますよね。そんな時は諦めましょう……なんて言うのは簡単ですが、ここで少しだけでも抗えないか考えてみましょう。例えば、対Rジズを想定したとします。Rジズの周りをサポーターで固めた編成ならば、Rジズさえ落としてしまえば勝てる可能性は大きく上がります。なので、Rウァサゴの覚醒スキルでRジズに即死さえ決めてしまえば、100%無理だったRジズ相手に25%の勝ち筋が生まれます。最初から無理と言ってあきらめるのではなく、低確率でもいいので今の編成での勝ち筋を考えてみましょう。考えた上で無理と判断したなら、いっその事完全に無対策でも構わないと思っています。筆者の場合、Rムルムル編成ではCアンドロマリウスリーダーにどうあがいても勝てないと分かったので、Cアンドロマリウス対策に回していた枠を他編成の対策に回し、全体の勝率を優先しました。絶対に勝てない相手に対策枠を割くのはもったいないですからね。

 

 

負けないことより折れないこと

 前編でも今回の記事でも繰り返し書いていますが、200勝称号を取るまでには相当数負けます。筆者は人が少ない時間に潜ってしまった時に、同じ人に6連敗したこともあります。限界集落のため、連戦は割と日常茶飯事です。そんな環境と分かっていても、やはり連敗するのはメンタルに響きます。ということで、筆者はメンタルケアが一番大事であると考えています。この項目では筆者が実際にやっているメンタルケアを紹介していこうと思います。

 

推しのボイスを楽しむ

 これは単純にモチベーションが上がるからですね。前編で筆者が何故、推しメギドに攻撃オーブを推奨していたのかというのも、とどめボイスを聞けるようになるからです。特にサポーターが推しメギドの方、普段あまり聞かないとどめボイス、聞きたくないですか?また、運が良ければ勝利モーションも拝めます。普段と違う戦場で輝く推しメギドのボイスは格別です。

 

気分が下がったらその日は終わりにしてもいい

 「1日○○勝!」みたいなノルマを設けている人もいるかもしれませんが、筆者はあまりおすすめしません。なんか運が良くて勝てる時は連勝できますし、運が酷すぎて負ける時は大抵大型連敗します。運が良い時は波に乗ってガンガン続けてもいいと思うのですが、問題は大型連敗した時です。そのままノルマまで続けると大抵しんどくなってしまいます。

・疲れて思考力が下がっている時

・余りにも運が酷すぎる試合が続いた時

・絶対に勝てない相手としかマッチングしなくなった時

筆者は、これらの内どれか一つでも当てはまった時には潜るのをやめ、別のことをして気持ちをリフレッシュしていました。短期的には損をした気分になりますが、200勝という長い目標のためにはメンタルを守って戦い続けることの方が重要です。

 

誰かに相談してみる

 先程の項目でも書いたように、PVP限界集落ですので新規参入者が増えるのは大歓迎です。そのため、PVP勢に相談すれば色々な案が集まってくるでしょう。少なくとも筆者は乗ります。筆者もTwitterもといXであーでもない、こーでもないと考察のようなものを垂れ流しているのですが、賛否様々な意見を貰います。自分と違う視点からの意見を1つもらえれば考察の速度は2倍、更に広がれば1人で考えているよりもずっと速く考察は進んでいきます。

 ただし、(特に質問する側は)前提として「自分がどのようなスタンスであるか」を示す必要があると思っています。

・推しメギドをリーダーにさえしていれば後は何でもOK

・推しメギドをある程度活躍させたい

・推しメギドを絶対に活躍させたい

など、考え方は人によって様々です。これらの価値観が伝わっていないまま質問・相談してしまうと、自分の想定していない答えが返ってきてしまう可能性が高くなってしまいます。質問者も回答者も微妙な感じになっている時は大体、お互いに相手の価値観が分からない状態であることが多いです。

 これを踏まえて、自分1人で抱え込んでいる状態の方は、ぜひ他の人に気軽に相談してみてください。複数人での考察は自分の知らなかった知識がどんどん増え、奥深さを感じられて楽しいですよ。相談先が分からない……といった方は時間があれば回答しますので、筆者のTwitterもといXまでリプライください。

 

他人と比較しない

 それぞれの方に最適なペースというものがあります。他の人と比較しても余りいいことはありません。しんどくなるだけです。これは反面教師にしてほしい話です。筆者はRムルムル200勝称号を(恐らく)最速で取れたので、次はCムルムル200勝称号を最速で取得しようと考えていたのですが、先を越されてしまいました。ならばRとC両方の200勝称号を最速で取得しようと全力で走り抜け、無事(多分)最速で獲得することができました。筆者の場合はなんとか上手くいったので良かったのですが、もし2回目も先を越されていた場合のダメージは計り知れなかったと思います。下手したらPVPをやめていたかも……。

 今、対人戦だけで一番乗りを目指して頑張ろうとしている方がいるなら、筆者からできるアドバイスとしては、

「よっぽど称号狙いの人が少なくないと、一番乗りはまず無理です。PVPに向いてないメギドであればあるほど、CPU戦を使う人に速度で勝つのは無謀です。自分のペースを保ってコツコツ頑張りましょう」

※CPUで称号を取ることを批判している訳では決してありません

筆者の場合はフリーバトルでの試合数が250戦程度で済みましたが、

・(確認できた)Rムルムル称号狙いの人がそもそも片手に収まるくらいに少なかった

・第一回ランクマッチでの50勝が加算された状態でのスタートという、多少有利な条件だった

・天井して獲得したSSR+オーブのエルタニンが、余りにもRムルムルと相性が良すぎたため、モチベーションが下がらなかった

・ある程度日数が経過しても筆者以外に100勝称号取得者すら見えなかったので、試行回数の暴力で押し切れると確信した

など、複数の要因が重なったかなり稀有で幸運な例です。何度も言いますが、基本的にコツコツと勝ちを積み重ねていくしかありません。頑張りましょう。

 

 

最後に

 ここまで書いておいて何ですが、筆者は推しメギドリーダーの勝率が極端に高かったり、勝ち数が多かったり、PVP歴が長かったりする訳ではありません。それでも、リジェネ前後共にムルムルの200勝称号を取ることはできました。最初は全然勝てませんでした。温めていた秘策が簡単に崩壊してショックを受けました。大型連敗も何度もありました。でも、勝てた時や推しのムルムルが活躍した時は最高の気分になれました。だからこそ、推しメギドをリーダーにしている方々にも、PVPを楽しく遊ぶ方法を知って欲しかったのです。

 願わくば、これを読んだ方々が、少しでもPVPに興味を持って、そして楽しんでもらえますように。

本気と本気がぶつかり合うPVPはいいぞ。

最後までお読みいただきありがとうございました。