キノコの小部屋

レートの片隅に生えるキノコです。

第十回メギドPVP大会『カラフル杯』優勝編成解説&各試合の振り返りレポート

 始めまして、普段はニコニコ動画に「イベント配布メギド縛りでメインVH(

https://www.nicovideo.jp/series/134158)」という縛り動画を投稿しています、みにがっさです。今回はミロンさん(@million241)主催の特殊メギドPVP大会『カラフル杯』の第十回大会にて優勝することができましたので、編成の解説と試合の振り返りをしていきたいと思います。

 

1.カラフル杯のルールについて

 メギド72のPVPは、基本的にメギドは星3レベル30、オーブはレベル1となり、事前に選んだ8柱の中から5柱を選出する、というものなのですが、今回の『カラフル杯』は特殊ルールとなっており、事前に選んだ8柱の中からラッシュカウンターバーストのメギドを1柱ずつ選出し、3柱で戦う、というルールとなっています。また、勝利時3点、引き分け時1点を獲得し、全4試合終了時に勝ち点が最も多い人が優勝、といった感じのスイスドロー形式で行われます。カラフル杯のルールについては下記のツイートで分かりやすく説明されているため、詳しい部分は省略します。

 

2.使用メギドについて

今回使用したメギドは下の8柱です。

編成経緯

 推しメギドであるムルムルちゃんがカウンターにリジェネレイトしたのでCムルムルを使いたい、というところからスタート。色々考えた結果、Rジズ暴奏パのカウンター枠でサブアタッカーとして使うのが最も強いと判断した。Rジズは暴奏を発動するまでは妨害に弱いため、チェインで行動順を吊り上げて妨害をすり抜けられるBハックを採用。最もパワーの高いこの3柱をメイン選出とした。

 サブプランを決める時に、PVPでは飛行特性持ちメギドの絶対数が少なく、Bアラストールやガギゾンなど地形による妨害が強いと気付いた。その多くをフォトンを使わずに封殺できるミノソンを採用。ミノソンを選出する場合はリーダー前提となるため、ミノソンと組み合わせて最もパワーの高いCシトリー、この2柱と合わせて1巡目にほぼ確実に1柱以上落とせるRウァサゴを採用し、サブ選出とした。

 この2つの編成ではRジズミラーや耐久ネクロに勝てないと判断したため、コロッセオメギドが欲しいと感じた。最初は単体性能が最も高いと考えているゲイボルグの採用を検討していたが、Bハックで吊り上げる際にゲイボルグの方が遅いので、Bハックにスキル×2、ゲイボルグにチャージスキルと条件の厳しい4フォトンを必要とする点が気になった。そこで、オーブとリーダーMEの素早さ上昇で、素早さ上昇オーブ持ちBハックを抜けるブリフォーに白羽の矢が立った。ブリフォーの場合だと、ブリフォーにチャージアタック、Bハックにスキルの3フォトンで1巡目コロッセオギミックが成立するため、他のフォトン次第で優勢を維持したまま次のターンを迎えられるなど、更なる上振れを目指せるようになる。この編成に必要なカウンター枠はチャージとアタックで殴れるメギドなので、感電妨害もできるCシャックスを加えて、対トランス用選出とした。

 ここで、サブ選出のCシトリーは火力は高いが行動する前に落とされやすく、実質2:3から試合が始まることになりそうだという事に気付き、Cシャックスとの入れ替えを検討し始める。これが案外しっくり来て、スキルはミノソンか感電狙いのCシャックス、アタックはRウァサゴの開幕奥義用とCシャックス、チャージはミノソンとCシャックスと、どのフォトンが来ても柔軟に戦える編成に仕上がった。そこで、対策されやすいRジズ軸よりフォトン事故に強いこちらの選出の方が扱いやすいと感じ、メイン選出をこちらに変更。Rジズ軸は見せ合いでの圧力をかけてもらう目的で、目立つ左端に配置した。

 ここで一旦Cシトリーが編成から外れ、空いた枠にCウヴァルやBサブナックなどを入れていたが、ミノソンCシトリーRウァサゴという並びは、低速メギドもしくは役割遂行が遅いメギドを強烈に縛る、という点において見せ合いの時点で入れておく意味があると感じ、Cシトリーが戻ってきて完成した。

 

 ここからはそれぞれのメギドの個別の採用理由について左から順に詳しく解説していきます。

 

Cムルムル

 推しメギド枠その1。暴奏編成でのサブアタッカー枠として採用。覚醒が3ゲージと短いため、余ったアタックとチャージで奥義を狙える事も多く、攻撃力3倍ダメージ+フォトン破壊が暴奏下で決まれば試合の流れを一気に優勢に持っていける。今回は暴奏前提の構築のため、覚醒スキルは使う機会はない、というか暴奏を打ち消さないように暴発に気を付ける必要がある。

 オーブは1ターンオーブで攻撃力2.5倍のダメージで殴れるチェクチェクを採用。暴奏編成で本格的に攻め始める2ターン目に、フォトンを選ばず使えるので実質的にメインウェポンになっていた。ついでに音符が出るため、2ターン1巡目の最強行動だった。特性がめまい耐性で、感電耐性のリムペレティと同じ精霊種族かつ同じ1ターンオーブのため、相手視点でめまいと感電のどちらに耐性を持っているか分からないという理不尽な択が生まれる点も強い。

選出率同率4位(2/11)

 

Rジズ

 暴奏の起動役兼範囲アタッカー枠として採用。暴奏状態は「音符の発生数+1・攻防早50%UP・ダメージ15%軽減・フォトン容量+1」の効果を味方編成全体に発揮する強力な特殊状態だが、同時にチャージ・オーブ以外の音符が発生しない行動はアタックに変化するという制限も発生する。また、上記の効果は協奏状態時のみしか効果を発揮しないため、お互いのトランスを上書きするコロッセオメギドの選出を強烈に誘導できる点も強力。

 オーブは最初、非協奏型暴奏編成を参考にフォトンに関係なく攻撃できる1ターンオーブのアームストロングの予定だったが、吊り上げ役のBハックより1速いめまい使いのCベリト・Cフルーレティ対策としてめまい耐性オーブのソレントを持たせた。Rジズはスキル連打が最も強い行動なので、自身アタック変換+アタック追加の轟迅狼ベヒモスより、チャージ畑になった時にCムルムルにアタック追加+アタック強化で最低限の動きができるソレントを選択した。

選出率同率4位(2/11)

 

ミノソン

 万雷の加護の展開役兼高耐久アタッカーとして採用。万雷の加護は「雷ダメージ70%上昇・雷ダメージを与えた時、ヒット1回ごとに、与えたダメージの50%分の追加雷ダメージが発生・毎ターン終了時にHPを継戦能力20%回復」の効果を持っているが、ミノソンのリーダーMEで開幕味方全体に展開する事ができる。全体地形は全体地形でしか塗り替えられないため、フォトンを使わずに単体・列地形対策ができる点も見逃せない。また、特性で万雷の加護下にいる時は状態異常にならないので感電やゾンビなどミノソン自身が受けると面倒な状態異常の対策をバッサリ切ることができた。編成全体としても、万雷の加護の回復に耐久を任せることにより、他のメギドのオーブを攻撃面に振り切ることができたのが大きいと感じた。

 オーブは地形ターンを1伸ばすアーティを採用。これにより、開幕3ターンは万雷の加護下で戦えるようになり、火力と継戦能力が向上した。初期案ではコロナフォースで防御無視スキルを振り回すというコンセプトだったが、スキルフォトンを取れる数・スキルのヒット数・スキルのヒット先と、万雷の加護の1ターン延長と引き換えにするには余りにもギャンブル性が強すぎるという皮肉すぎる理由で没となった。

選出率同率1位(9/11)

 

Cシトリー

 推しメギド枠その2。万雷の加護下での高火力アタッカー枠として採用。スキルを連打できるのが理想行動だが、ミノソンもスキルを必要とするので要求フォトン被りを起こしやすい。むしろ2連撃でバリアを剝がしたり、防御無視なので意外と火力を出せたりとアタックの方が小回りがききやすい。大きな弱点としては、紙耐久の上に集中砲火を受けやすく、素早さもそこまで高くないので、1行動が限界であることだろうか。2回目以降の行動は、不発に終わることも多く、相手にフォトンアドを与えかねないので注意。

 オーブは80%防御無視のチーフブレーダーにし、高耐久相手にもスキルの1行動で打点が出せるようにした。貫通万雷Cシトリーは存在そのものが脅威なので、選出画面で分かるように下手にオーブは弄らない方がいいと感じた。実際、1度も選出こそしなかったが、低速メギドの選出を抑えたり、Cシャックスの選出を読ませないという意味で、勝利に貢献してくれていた。

選出率同率7位(0/11)

 

ブリフォー

 暴奏・ネクロ対策として、コロッセオの起動役として採用。コロッセオ起動と同時に素早さを100%上昇させるため、次のターンはほぼ確定で相手の上を取ることができる点が強い。コロッセオ下のスキル・覚醒スキル共に性能が頭一つ抜けていて、出来るだけフォトンを積みたくなる性能をしている。しかし、奥義・オーブによる攻撃は回避出来ず、更にオーブは奪取もできないため、ターゲットに気を付ける必要がある。めまい・感電・暗闇・フォトン破壊・フォトン奪取・ゾンビ化などあらゆる妨害が直撃するが、逆に言うとコロッセオの始動を妨害するためにそれらの技を持つメギドの選出が濃厚になると考えられる。結果的に1度も選出はしなかったが、他に刺さりづらいめまい持ちメギドを誘い出し、対戦を有利に進めることができた試合があったため、正解だったと言えるだろう。

 オーブは素早さが上がり、選出画面でめまい対策のソレントと同じ獣人種族と表示されるエンキドゥを選択した。しかし、よく考えるとオーブを確認した時に素早さが変動していることにまず気づかれるので、素直に2枚バリアの貼れるシェルドレイクで良かった。

選出率同率7位(0/11)

 

Cシャックス

 「攻撃力374未満で、最低限の攻撃性能を持ったカウンターメギド」という条件に該当し(攻撃力327)、感電による妨害もできるオールラウンダー枠として採用(この件については後述)。スキルによる70%感電と3ゲージ3倍の雷ダメージ奥義を状況によって使い分けられる、想像以上に強いメギドであった。また、連撃メギド相手に対しては奥義レベルが上がりやすく、万雷奥義でワンパンできる射程圏内が広がる点が自分好みで使い勝手が良かった。感電付与役として考えると、真っ先に名前が挙がるBインプはメイジマーマンなどの素早さ上昇オーブ持ちが多い関係で、超高速のジャマー兼サポーターとして起用されていることが多い。対して、Cシャックスも素早さ上昇オーブを持たせていて、高速からの感電付与による妨害が出来るという点はBインプと同じである。ただ、Cシャックスの主目的は上から相手をワンパンすることであり、ジャマーに特化したBインプとは役割が異なっている。何よりも、カラフル杯のルール上、ミノソンと組み合わせられる高速雷使いは、Rグリマルキン、Cグリマルキン、Cシャミハザ、Cバエル、と耐久か火力に難があるメギドが多い。この中で火力と耐久が十分なCグリマルキンは、速攻火力で押し切りたい今回の編成ではゲージが4と重く、また、スキルで敵をエレキ状態にしてしまうため、フォトンドリブンの柔軟性が低下してしまう点が問題となる。こうして選ばれた、そこそこの耐久を持ち、特性による高い素早さから3ゲージという短いゲージで万雷の加護の補正が乗った3倍奥義を使えるCシャックスは、その唯一性から可能性を感じたメギドである。予想通り、実戦においてもスキルによる感電、万雷下の奥義によるワンパンを使い分けて大暴れしてくれた、間違いなく今回のMVPである。

 オーブは素早さ24%上昇のエージェントで、特性と合わせて実質的な素早さは263となっている。これにより、相手のメイジマーマン持ちが余程の高速メギドでない限り先制できるようになり、行動回数を増やすことに繋がった。ただ、オーブ技が40%の確率で列フォトン破壊+ダメージと、雑に使用してもアドバンテージを得づらいため玄人向けだと感じた。Cシャックスの場合、スキルも十分に強いため、同じ素早さ上昇で自身スキル追加+バリアのネクロスの方が良かったかもしれない。ただそれでも、上から高火力を押し付けるのは本当に強かったので方向性としては間違ってなかった。

選出率同率1位(9/11)

 

Rウァサゴ

 ここまでのラッシュ枠がどちらもリーダー前提で、自由度が低かったため、初手の瞬間火力と周りのゲージの補佐を同時にこなせる汎用枠として採用。特性による開幕奥義はそこそこのダメージに加えて、実質的に自身以外のゲージ+1のME感覚で雑に強かった。覚醒スキルの即死確率は25%且つ単体対象のため余り積極的にやりたくはないが、相性が最悪だった場合に開幕覚醒スキルで無理矢理まくることができるというのは頭の片隅に入れておきたい。また、今大会で多かったRアモンの覚醒0特攻も自然と回避できる点もかなりの強みに感じた。

 Rウァサゴは1ターン目以外は放置されやすく、2ターン目以降も火力が欲しかったため、オーブはボコボッコルとなった。地味に前列の被ダメージ10%軽減が強く、Cシャックスがミリ耐えから返した試合もあり、勝利に大いに貢献してくれた。

選出率同率1位(9/11)

 

Bハック

 バースト枠がリーダー固定のミノソンのみのため、汎用性のあるバースト枠兼チェインサポーターとして採用。主なチェイン先は、どちらも奥義発動が重要となるRジズ・ブリフォーとなる。スキルのチェインだけでなく、攻撃性能を高めるスキル強化もターン制限のあるRジズ・ブリフォーのどちらとも相性が良いのも嬉しい。
 オーブは出来るだけ速くチェインを行いたいので、素早さ上昇幅の大きいマスクドマッドを採用。使用できるのは3ターン目以降にはなるが、素早さ5倍のダメージ+チェインは素早さが上昇する暴奏・ブリフォーのコロッセオ奥義とも相性が抜群だと感じた。特に、暴奏・コロッセオを1ターン目に起動した場合、3ターン目は効果の残っている最終ターンとなり、勝負のターンとなる。そこで、放置されやすいサポーターが1度限りだが強力な打点を出せるのが強く、味方にチェイン効果までついているため、一気に畳みかけられるのも優秀であった。

選出率同率4位(2/11)

 

3.選出パターン

《暴奏軸》

 コロッセオメギド・速攻火力の出るトルーパーがいない場合に選出。基本的には選出画面で圧力をかけていくのが仕事となる。

 ハックより速いめまい使いはオーブでカバーしているので問題ない。Rジズに感電が飛んできそうな場合は奥義の後にアタックを積んで削りを入れていく。Bハックに感電が飛んできた場合も、ターゲットの都合上、Rジズがフリーになるためスキルの火力で制圧できる。

 基本的な動きとしては、1ターン目にBハックのスキルでRジズを吊り上げ、暴奏を起動。スキルはRジズ優先で、残りのフォトンはCムルムルに渡す。2ターン目はRジズはスキル、Cムルムルはチェクチェクと余ったフォトンで攻撃する。基本的には1ターン目から引き続きRジズが狙われてこの辺りで落とされるため、Cムルムルの奥義準備が出来るとベスト。3ターン目はBハックのマスクドマッドでチェイン、前ターンに準備していたCムルムルの奥義で押し切る、といった速攻を心がけたい。

 

《Rジズ特化編成》

 Rジズを通す以外にどうしようもない時の選出。どうしてもパワーが落ちる選出のため、他の選出が通らないかをまず考えたい。
 基本的な動きとしては前述の通り、1ターン目にBハックのスキルでRジズを吊り上げて暴奏を起動する動きは強力だが、Bハックにスキルを渡さずにCシャックスで感電を狙うパターンも考えておきたい。2ターン目はひたすらRジズにフォトンを積み、3ターン目はBハックのマスクドマッドでの攻撃やCシャックスのエージェントでのフォトン破壊など、オーブを中心に攻めていきたい。

 

《万雷シャックス軸(基本選出)》

 この大会での基本選出。瞬間火力とある程度の継戦能力と妨害を兼ね備えている、かなり扱いやすい編成に仕上がった。
 基本的にアドリブで動くが、理想の動きとしては1ターン目、Rウァサゴの奥義でダメージを与えながら覚醒を上げ、Cシャックスがチャージアタックで奥義、ミノソンがスキル2つで帯電をばら撒きながらさらに削る。2ターン目、Rウァサゴはボコボッコルを使用し削りながら、今度は前列の耐久を上昇させる。引き続きミノソンには、スキルを渡してダメージを稼いでもらう。その間に、Cシャックスはチャージ1アタック2で奥義を使用したい。理想の動きができた場合は、この辺りでほぼ決着は付いているため、3ターン目以降は省略する。

 ドリブンの都合上、スキルを複数積むミノソンが狙われやすく、その間にCシャックスが奥義で敵のアタッカーを倒して試合を決めてくれることが多かった。最後に残る蘇生役のバーストメギドは、自身の蘇生技以外にもメイジマーマンを持っており、2回の蘇生を許さずに万雷奥義で上からワンパンできるエージェントCシャックスは、フォトンアドを稼ぐ能力が非常に高いと感じた。

 

《万雷シトリー軸》

 相手がやRアンドラスやリヴァイアサンなどの耐久力が優れているが決定打に欠けるメギドを多く編成している場合に選出。

 こちらからの崩しの手段が、脆いCシトリー頼みになるため、ミノソンを全力で覚醒させて奥義による崩しを狙っていきたい。相手からはこの選出も十分選択肢の1つに見えるため、Cシトリーより速いメギドの選出を誘えるor遅いメギドの選出を抑えられる。見せ合い時の圧力は非常に高いが立ち回りが難しく、扱える自信がないため、基本的に選出候補からは外すようにしていた。

コロッセオ軸》

 相手が暴奏や耐久寄りのネクロなど、上記の編成では対応出来ない相手がいた場合に選出。

 ブリフォーにチャージアタック、Bハックにスキルと積むことで、1巡目にコロッセオを起動する事ができる。この時、Bハックのスキルはターゲットに関係なく「最も攻撃力の高い味方」にチェインするため、この編成におけるカウンター枠には、攻撃力がブリフォー(374)未満でなければならないという制約が付く。コロッセオは3ターンしか継続しないので、コロッセオ中に試合を決めきれるメギドが欲しい。この条件の中で最も攻撃性能を持ったメギドを探した所、Cシャックスが該当した。Cシャックスの採用により、こちらへの致命打となりうるゾンビ化を付与できるチェルノボグのスキルも70%感電で止められるので、ゾンビ化の付与率も考えると約8割でゾンビ化を回避でき、分の良い勝負であることが分かる。このように、ピン差しのチェルノボグに対しても選出を崩さずにいられる点でもCシャックス採用は噛み合っていると感じた。

 また、この3柱のオーブ・特性・ME込みの素早さは、ブリフォー(289)>Bハック(266)>Cシャックス(263)の順になっているので、コロッセオ起動直後に攻撃されて劣勢スタート、という現象が自然と起こりづらくなっている。

選出について

 メギドのPVPは60秒で選出を決定する必要があるが、自分はまだ慣れていないので時間がギリギリになることが多い。また、カラフル杯には初出場であったため、予め選出パターンを複数個用意しておき、選出時間をオーブ確認や相手の選出予想に充てて、相手の行動意図を探った方が良いと考えた。しかし、メギドの星3ステータスをほぼ覚えていないため、例えステータス上昇オーブであっても種族からの推測のみになるので、参考程度にしておく。また、基本的にその場で思い付いた選出はパワーが下がると考えているので、出来るだけ上記の選出から崩さない事を意識した。そのため、11戦中9戦で基本選出、2戦で暴奏軸と選出パターンが偏ったが、その分対戦に集中出来たので良かったと思う。

 

4.本戦

1回戦 VS ミロンさん

www.youtube.com(配信の7:30辺りから)

 主催が相手の場合、勝敗に関わらずこちらの勝ち扱いになるとのことで、気分が楽になった。コロッセオメギド不在、トルーパーもいないため、オリエンスアクィエルの組み合わせが気がかりだが、1ターンで吹き飛ばせば問題ないと思い、リーダーRジズ、Cムルムル、Bハックの暴奏軸を選出。主催相手の試合は情報公開されるのと実質同じということで、万雷軸やコロッセオ軸の動きは隠しておきたいと思っていたため、ある意味運が良かったと言える。ミロンさんの選出はリーダーCサブナック、Rゼパル、Bハック。RゼパルがBハックより速いので、恐らくBハックのチェインによる1巡目にRゼパルの強化覚醒スキルで微塵切りにする狙いだろう。

 1ターン目、ゼパルにチャージスキルアタックと積まれるが、それ以外のスキルはこちらでカットする事に成功。BハックのチェインからRジズの奥義で暴奏状態になり、Rゼパルの猛攻を受け止められるかの勝負が始まった。2巡目のRジズのアタックと合わせてRゼパルを落とすためにCムルムルにスキルを積んだがCサブナックに庇われたので、素直にRジズに乗せておくべきだった。暴奏の防御バフとダメージ軽減のおかげでRジズが何とか耐えてくれて、なんとか持ちこたえた。

 2ターン目、暴奏の素早さバフ込みでもRジズとCムルムルはRゼパルを抜けていないので、1ターン目と同じようにBハックスキルでのチェインでの行動吊り上げを狙うことにした。……暴奏を使ったことのある方ならお気づきだろうが、暴奏状態では音符の出ない行動は全てただのアタックになるのである!効果はなくとも画面上にはチェインの表示がされるため、お互い忘れたままフォトンドリブンが進められ、Rゼパルに1巡目シェルドレイクを使わせることに成功した。これにより、ジズの体力を削られずに全体化アタックが通った。続いてCムルムルのチェクチェクで覚醒スキルを構えていたCサブナックを撃破。更にRジズの行動回数が増え、ハックに積んでいたスキルでRゼパルのバリアを剝がせたので、Rジズの2回目の全体化アタックでRゼパルとBハックを倒して勝利。念願の初勝利だったが、よりによって配信試合で特大ガバをやらかして恥ずかしかった。

勝ち点3(勝ち1、引き分け0、負け0)

現在同率1位

 

2回戦 VS コアラのデスマーチさん

 CウヴァルとCガープの盾組でRゼパルかグザファンを通す編成と判断。バースト枠はサルガタナスかBハックのどちらかで、要所でチェインによる先手行動をしてくると予想。こちらはリーダーミノソン、Cシャックス、Rウァサゴの基本選出である万雷軸を選出し、感電で行動制限するかCシャックス奥義をぶちかますかの択を仕掛けることにした。
 コアラのデスマーチさんの選出はリーダーRバティン、Cウヴァル、ルキフゲスと予想が大外れ。Rバティンで回復しながらCウヴァルの反撃メインに盤面を固める選出か。

 1ターン目、表湧き唯一のアタックをカットしてRウァサゴ奥義、スキルをミノソンに、Cシャックスにチャージアタックチャージと積んで奥義後の覚醒を進めておく事にした。相手はCウヴァルにスキルチャージ、Rバティンにチャージアタック、ルキフゲスにスキルとピック。ピック終了直前で嫌な予感がしたので、RバティンからCウヴァルにターゲットを変更しようとしたが間に合わず。ルキフゲススキルでCウヴァル以外に勇猛のオーラが付与され、オーブのクールタイムからRバティンはボコボッコル、ルキフゲスはポーラだと予想。先程の嫌な予感は正解で、Cウヴァルはスキルを使うとダメージ軽減により、Cシャックスの万雷奥義だけでは倒せなくなるのである。ノンタゲでCシャックスを執心を付与されたため、一撃で倒さないと手痛い反撃を貰ってしまうことになる。しかし、ミノソンスキルが2回ともCウヴァルにヒットし、その後のCシャックスの万雷奥義で落とすことができたのでかなり運に助けられた試合だった。

 2ターン目、相手は表湧き唯一のアタックをカットしてRバティン奥義、その後にオーブスキル、ルキフゲスはスキルアタックと積み、勇猛のオーラを付与して耐久戦の構えを見せてきた。こちらはミノソンにスキル3つ、Cシャックスにアタック、Rウァサゴはボコボッコルと理想的なフォトンを取れた。CシャックスアタックとRウァサゴのボコボッコルを耐えられてRバティンに回復されたり、返しのボコボッコルでミノソンが手痛いダメージを負ったが、ミノソンがスキル連打で押し切って勝利。

勝ち点6(勝ち2、引き分け0、負け0)

現在同率1位

 

3回戦 VS Alfyさん

 自爆MEを持つタナトスのリーダー採用の可能性がある以上、暴奏軸、耐久の低いコロッセオ軸は出せないため、リーダーミノソン、Cシャックス、Rウァサゴの万雷軸を選出。AlfyさんはリーダーにBアムドゥスキアス、タナトス、Rオロバスを選出。爆発ダメージで崩壊する未来しか見えず、この時点で頭を抱えた。

 1ターン目、相手はタナトスにスキル、Bアムドゥスキアスにスキルチャージ、Rオロバスにアタック2つをピック。こちらはCシャックスの万雷スキルとRウァサゴの奥義でタナトスを落とせると判断し、Rウァサゴにアタック、Cシャックスにスキルチャージ、ミノソンにスキル2つを積んだ。しかし、タナトスは先の攻撃を確定耐えするため、ミノソンスキルでタナトスが落ちた場合に、ミノソンを確実に道連れにされてしまう。ということで、ミノソンがスキルでタナトスを落としてしまった場合を考えると、スキルを1つRウァサゴに回して、Bアムドゥスキアスに呪いを入れることで奥義へのアクセスを妨害することにもなり、次のターンに放置してソウル補正を抑えながらRオロバス爆弾の処理を狙うこともできたと思う。

 2ターン目、奥義に王手をかけたBアムドゥスキアスをCシャックスの万雷奥義とRウァサゴのボコボッコルで倒すも、Rオロバス奥義でCシャックスが削られ、ハイドンで爆発ダメージまで上げられてしまう。

 3ターン目、なんとかRオロバスを倒して爆発ダメージを耐えるも、帯電地形のダメージで再度落ちた際の爆発ダメージで相打ちに。

勝ち点7(勝ち2、引き分け1、負け0)

現在同率3位

ここで次の対戦相手が現在全勝のAMさんに確定し、この試合で勝った方が優勝だという事実に震えた。ただし自分が勝った場合でも、現時点の勝ち点が同じ7点のスレイマンさんも勝っていた場合、同点決勝が発生するという波乱の展開となった。

 

4回戦 VS AMさん

 Bリリムの睡眠での行動阻害が面倒なため、状態異常耐性持ちのミノソンをリーダーにし、瞬間火力の出せるRウァサゴも選出確定。カウンター枠をCシトリーかCシャックスかで悩んだが、選出確定枠のRインキュバスに上を取られているシトリーでは不安と考え、Cシャックスを選出した。Bリリムのオーブを確認したところ種族が悪魔のため、感電耐性のアイビーと推定。Bリリムが出てきた場合、Cシャックススキルの感電に頼らず速攻で落とすことを心がけたい。AMさんはリーダーRインキュバス、Cウヴァル、Bユフィールと選出。BユフィールがCシャックスより遅く、オーブの種族が爬虫類だったのでメイジマーマンと確定。これで少なくとも1巡目は感電チャンスがある。
 1ターン目、予想通りBユフィールにスキルを取られるが、こちらもCシャックスにスキルを積んでCウヴァルの反撃を阻止しに行く構えを見せる。後ろ湧きで唯一のスキルをCウヴァルに積まれたので、想定通りにCウヴァルをターゲット。最終的に自分はRウァサゴにアタック、Cシャックスにスキルとアタック2つ、ミノソンにアタック、相手はBユフィールにスキル、Rインキュバスにアタック2つ、Cウヴァルにスキルアタックとピックした。Bユフィールスキルの前にCウヴァルに感電が入り、Rウァサゴ奥義で追撃。相手のターゲットはCシャックスだったため、ここで反撃を貰わずに体力を残せたのは大きい。あとはミノソンアタックとCシャックスアタック2回でCウヴァルを落とせた。

 2ターン目、アタック1スキル2チャージ2の表湧きから相手がインキュバスの覚醒を優先してチャージをピック、アタックが残ったのでシャックス奥義が確定した。スキルをミノソンに積んで、裏湧きでチャージとアタックが沢山湧いたのでシャックスを再覚醒まで持っていけた。Bユフィールがチャージスキルチャージと覚醒まで大手のためターゲットしたいが、女性に悪夢を付与する列攻撃奥義は放置できないので、先にRインキュバスを落とすことにした。シャックスの万雷奥義でインキュバスをワンパンし、ハイドンの特性で蘇生したところをボコボッコルで追い打ち。後はミノソンスキルとCシャックスアタックで削ってターン終了。

 3ターン目、ここでBユフィールを落とせなければ、メイジマーマンと奥義による2回の蘇生で時間を稼がれ、万雷の加護が消えるので火力耐久共に大きく落ちてしまう。ただ、特にフォトン事故もなく無事にアタックを取れたため、1ターン目の被弾でレベル2になって倍率の上がったCシャックスの万雷奥義でBユフィールを倒して勝利した。

勝ち点10(勝ち3、引き分け1、負け0)

現在同率1位

 ここで、スレイマンさんも勝利したため勝ち点10で並び、同点決勝に進むことになった。この辺りから緊張で頭が爆発しそうでひたすら助けを求めていた。

 

5回戦 VS スレイマンさん

 ここに来て何も分からない……。いや、Rアンドラスの突破が難しそうとかリーダーBデカラビアとタナトスの組み合わせが強そうとか、Cアムドゥスキアスのバリアが面倒そうだとか、それぐらいは浮かぶのだが、具体的な選出予想が何も思いつかないのだ。ただ、スレイマンさんの今までの選出がリーダータナトスの選出が多いこと、タナトスの覚醒スキルと奥義以外にデスギフト付与手段がないことから爆発ダメージを貰うのは多くて2回と判断。それなら恐らく押し切れるため、リーダーミノソン、Cシャックス、Rウァサゴの万雷軸を選出。こういう思考が纏まらない時のために基本選出を決めておいて良かった。スレイマンさんはリーダータナトス、Rウヴァル、Bフォラスと選出。これがお相手の基本選出なのだろうか。BフォラスがCシャックスより速く、2ターンオーブを持っていたため、ウヴァル奥義や覚醒スキルをメインにした編成ではないと予想。

 1ターン目、相手はミノソンを落とすためにタナトスにアタックを2つピック。それを強化するためにBフォラスにスキルを2つ、残りのスキルをRウヴァルに積んだ。タナトス以外がスキル優先なのは、ミノソンスキルの回数を減らすためとCシャックスの感電をタナトス以外に誘導させれば得られるアドが大きいためだろう。こちらはタナトスをターゲットし、Rウァサゴにアタック、Cシャックスにスキルアタックアタック、ミノソンにスキルと積んだ。Alfyさんとの対戦でRウァサゴ奥義とCシャックススキルでタナトスが落ちないことは分かったので、ミノソンはタナトスの強化アタックとMEの爆発ダメージで落ちるだろうと予測し、Cシャックスの覚醒を溜めることを優先した。Rウァサゴ奥義とCシャックススキルでタナトスは落ちず、ミノソンスキルでタナトスが落ちて爆発ダメージが入った所までは想定通りだったが、なんとミノソンがギリギリで持ちこたえた。Bフォラスの2つ目のスキルがRウヴァルに積まれていたらミノソンが落とされていたかもしれないと考えると、事前のダメージ計算の重要性を感じた。

 2ターン目、Bフォラスのオーブを確認すると種族が爬虫類、つまりメイジマーマンのため、タナトスが蘇生され、もう一度爆発ダメージを受けることが確定。Bフォラスはチャージでメイジマーマンを発動し、裏湧きでチャージアタックと積んで次ターンの奥義を目指す動き。RウヴァルはBフォラスをターゲットされた場合に備えて、強化アタックで行動前にミノソンを落とし、削りを入れるためにアタックオーブとピック。こちらはRウヴァルをターゲットし、万雷奥義で確実に落とせるようにCシャックスにアタック3つをピック。蘇生したタナトスをRウァサゴのボコボッコルで倒せなかった場合に1行動が確定するため、ミノソンにスキルを渡した。RウヴァルをCシャックスの万雷奥義で倒し、Rウァサゴのボコボッコルで蘇生されたタナトスを削り(高乱数を引かなければ落ちない)、ミノソンがスキルでタナトスを落とし、なんと爆発ダメージを受けても生き残った。残るはBフォラスだけなので、Cシャックスのアタック2回と帯電ダメージで撃破。

勝ち点13(勝ち4、引き分け1、負け0)

→優勝!

 

5.エキシビションマッチ

VS マーキュリーさん

 この時は優勝に浮かれて何も考えていなかったため、ゾンビ化が刺さるチェルノボグを見落としたままリーダーRジズ、Cムルムル、Bハックを選出。選出パターンの所で書いた通り、Bインプの感電は問題ない。マーキュリーさんはリーダーBインプ、Cフォルネウス、Rアモンと選出。インプで妨害しながらフォルネウスで固めたRアモンで攻める編成だと推測。
 1ターン目、スキルが多めだったのでBハックにスキル、Rジズにアタックスキル、Cムルムルにスキル2つ、相手はBインプにスキル2つ、Cフォルネウスにチャージスキル、Rアモンにアタックと積んだ。スキルを分散したことで、どこを止められても最低限の行動は通るようになった。結果、スキル2回は痛いと見たか、相手はCムルムルをターゲット。しかもBインプスキルの10%を引き1回目のCムルムル強化スキルが通ることが確定。こちらはまずはいつも通り、Bハックスキルでチェインして暴奏を起動。そしてCムルムルのスキルでRアモンに削りを入れる。2回目のBインプスキルでは流石に感電したが、ここまでCムルムルがターゲットを吸ってくれたおかげでRジズが削られずに動けているのはかなり大きい。RジズスキルでRアモンを瀕死に追い込むことに成功した。

 2ターン目、表湧きがスキルとチャージだけだったため、Cムルムルにオーブチャージを積んで次のターンを見据える。Rジズは感電させられることを見越して、初めからアタック狙いに専念するため、表湧きのスキルを取らず、裏湧きのアタック2つを積むことができた。案の定、BインプはRジズ狙いのスキルで感電を狙ってきたので、全体化アタックでBインプとRアモンを撃破。残ったCフォルネウスはCムルムルのチェクチェクで倒して無事勝利する事ができた。

 

VS マキムラさん

 トルーパーや強力な単体攻撃持ちが多いため、暴奏軸は出せない。コロッセオ軸も出す恩恵が薄い。よってリーダーミノソン、Cシャックス、Rウァサゴの基本選出を選択。ミロンさんの配信でも言われていたように予選で複数人が使用し、猛威を振るったリーダーサルガタナス、Cガープ、グザファンの組み合わせにも注意したい。マキムラさんはリーダーサルガタナス、Cガープ、Rアモンと選出。
 1ターン目、こちらはRウァサゴにアタック、Cシャックスにチャージアタックチャージ、ミノソンにスキル、相手はサルガタナスにスキル、Cガープにスキル、Rアモンにチャージアタックアタックと積んだ。ガープの庇うを吊り上げて、Rアモンを守る算段だろう。サルガタナススキルがミノソンに飛んできたため、このターンCシャックスを落とされないことが確定したので一安心。そのままCガープの庇うに繋がるが、ここからRウァサゴ奥義とCシャックスの万雷奥義でCガープを撃破。ミノソンスキルは1度もCガープに当たらなかったので心配だったが流石の火力である。置き土産のリボルトストライクでRウァサゴがめまいにされるが、後はオーブでしか攻撃しないので問題ない。Rアモン奥義を受けたミノソンも体力を半分以上残して、盤石の状態で次のターンを迎えられた。

 2ターン目、CシャックスのスキルでRアモンを落とし、サルガタナスをRウァサゴのボコボッコルとミノソンスキルで削る。最後はCシャックスがスキルで倒して勝利。

 

VS 葉蓮さん

 ここに来て何も分からない相手2人目である。心の底から本戦で当たらなくて良かったと感じた。こういう時はオーブから作戦を探るほうがいい。アリトンのオーブは種族が獣だからほぼエージェント確定。Cベリトのオーブは種族が龍・神……分からないので飛ばす。Bモラクスのオーブも種族が獣だからチビックス確定。Rアンドラスのオーブは種族が精霊だから奏響ヨハネスかピエトロ、大穴でシノビンか。アザゼルのオーブは種族が獣人だからアームストロング辺りだろうか。ブリフォーのオーブは種族が獣人だから恐らくめまい耐性のソレントだろう。Cアマイモンのオーブは種族が龍・飛行だからインベイルか(実際にはインベイルの種族は龍のみ)。Bアムドゥスキアスのオーブは種族が爬虫類なのでほぼメイジマーマン断定でいいだろう。全員分のオーブを確認したのでベリトのオーブを再確認した所、見えるのは種族が龍・神。やっぱりなんだこれ!?結局、シャックスの上を取れるのが推定アリトンだけという事が分かったので、リーダーミノソン、Cシャックス、Rウァサゴの基本選出で行くことにした。葉蓮さんはリーダーBアムドゥスキアス、ブリフォー、Cベリトと選出。やはりブリフォーのオーブのクールタイムが2ターンだったので、ソレントで確定。Cシャックスで上が取れているのは大きい。

 1ターン目、アタックをカットしてブリフォーに奥義を使われないようにドリブンした。最終的に、こちらはRウァサゴにアタック、Cシャックスにスキルアタックチャージ、ミノソンにスキル、相手はブリフォーにチャージスキル、Cベリトにスキル2つ、Bアムドゥスキアスにスキルと積んだ。ターゲットは迷ったが、シャックスにめまいを通されると回避状態のブリフォーの処理が遅れて負けると思ったため、Cベリトにした。シャックスが感電を外すが、相手はRウァサゴをターゲットし、めまいが通る。恐らくブリフォーをRウァサゴ奥義とCシャックススキルアタックで処理されるのを防ぐためであろう。ミノソンスキルで全体的に削りを入れて、CベレトがCアタックのアタック圏内になり、そのまま落とせた。デスギフトでRウァサゴが吹っ飛び、MEの爆発ダメージがCシャックスに飛んできた。追撃のブリフォー覚醒スキルを何とか耐えて、チャージで覚醒状態に。

 2ターン目、Cシャックスにアタックスキル、ミノソンにスキル3つと積めたので、先制万雷奥義でブリフォーを倒した。その後はアムドゥスキアスを集中砲火で削り倒して勝利することができた。

 

VS 雪姫さん

 雪姫さんは自分と同じく、「ソロモン誘拐組によるメインストーリーVH攻略(https://www.nicovideo.jp/series/143888)」という動画を投稿している縛りプレイヤーで、今回は出場しないと聞いていたので、構築相談に乗ってもらっていた。しかし、急遽欠員が出たため出場することになったそうだ。本当に本戦で当たらなくて良かった……。もし当たっていた場合、お互いに手の内が分かっている状態での地獄の読み合いが発生していたであろう。どういうことかというと、まず相手から見て最大の脅威はRジズ軸である。これに対抗できるのがリーダーチェルノボグ、Rウァサゴ、Cトルーパーの組み合わせで、Cトルーパーが1巡目に奥義を使えるため、こちらのRジズを確実に落とすことができる。この選出は動きの都合上、ネクロ始動をチェルノボグに任せることになるため、Cシャックスで感電させることができればソウルを稼がせずに済み、優位に持ち込めるため、万雷軸が有利を取れる。ただし、RウァサゴではなくRロノウェ選出の場合、早期にCシャックスを落とされると、Rロノウェの突破手段がアクセスの遅いミノソン奥義だけとなり一気に不利になってしまう。それならば、Rロノウェを意識してコロッセオ軸の選出をしたパターンを考える。この場合、素早さ上昇オーブを持たせ、リーダーMEでさらに加速したガギゾンに上を取られるのが問題となる。先制してブリフォーに氷結地形を貼られることで攻撃力が25%低下し、Bハックのチェイン先がCシャックスに変わってしまい、1巡目奥義が出来なくなってしまう。また、スキル2回での凍土地形も厄介で、素早さ25%低下が辛い上に行動するたび、素早さ20%低下やスキル劣化などを引かないようにお祈りをする必要が出てくる。ガギゾン対策で万雷軸を選出しても、Bオリアスがいる場合、ねずみ化や覚醒スキルの全体氷結などが厄介で放置出来ない。ただ、ガギゾン軸はBオリアスのねずみ化や、凍土地形にするためにスキルが多く必要なため、まだ暴奏軸でも押し切りやすい選出である。このように、Rジズ軸<チェルノボグRウァサゴ軸<万雷軸<Rロノウェ軸<コロッセオ軸<ガギゾン軸<Rジズ軸……と竦みが発生してしまうのである。相手の裏をかいて選出を決めるのもまた運ゲーのため、ここは別ベクトルで攻めてみることにする。選出の竦みはあくまでお互い理想のフォトンが取れた前提であるが、その中でお互い、フォトンの偏りが生まれても安定度の落ちない編成が存在する。自分は基本選出の万雷軸、相手はチェルノボグRウァサゴ軸である。この場合、こちらはスキルが多ければ上振れ、相手はチャージが多ければ上振れとなるため、運ゲーの勝率的にはこちらに分がある……と思いたい。ということで、自分はリーダーミノソン、Cシャックス、Rウァサゴの基本選出である万雷軸を選出した。対する雪姫さんはリーダーチェルノボグ、Rウァサゴ、マスティマを選出。これでひとまず大幅な選出負けは無くなった。

 1ターン目、こちらはアタックをRウァサゴ、Cシャックスにスキルアタック、ミノソンにスキル2つと積み、シャックス奥義でのマスティマ撃破を見据えてミノソンを囮に、相手はRウァサゴにアタック、チェルノボグにスキルチャージアタック、マスティマにアタックと、明らかにチェルノボグを囮にしてマスティマ奥義を通しに来ている。スキルでネクロにされるのはマズいのでチェルノボグをターゲットし、ウァサゴ奥義と合わせて落としに行く。まずはシャックススキルでチェルノボグを感電させ、ネクロ始動を防ぐ事に成功。その後はウァサゴ奥義の交換会。こちらはミノソンが、相手はチェルノボグが削られる。そしてマスティマ奥義でミノソンが飛ばされる。予想通りなのだが想像以上の火力だった。最後のシャックスアタックではチェルノボグは落としきれず残数有利を取られる。

 2ターン目、チャージ2つとアタック3つで相手の先攻。チャージをマスティマに積んでくれたため、Cシャックスにアタック2つを積むことができた。ここでチェルノボグのHPを確認すると174。これならCシャックスのアタックでとどめを刺せる。最終的に、こちらがRウァサゴにオーブスキル、Cシャックスにアタックアタックチャージと、相手はRウァサゴにオーブアタック、チェルノボグにオーブ、マスティマにチャージアタックと積んだ。恐らく、これはボーパルバニーで覚醒加速してマスティマ奥義に繋げる動きだろう。まずはシャックスのアタックでチェルノボグを落として2:2の持ち込む。その後互いのRウァサゴがボコボッコルとリャナンシィを使い、削りを入れた。ここでこのターンマスティマ奥義が飛んでくる可能性が消えた。Cシャックス奥義奥義でウァサゴを倒して今度はこちらが残数有利となった。

 3ターン目、こちらが先攻で表湧きはスキル4アタック1のため、アタックをカットしCシャックスで感電を狙うことに。裏湧きもスキル2チャージ1の完全に上振れ状態である。Cシャックスの感電も無事決まり、このターンはクルルを使われただけで済んだが、今大会で初めて万雷の加護が消えた。

 4ターン目、奥義を構えられるが、CシャックスのアタックとRウァサゴのボコボッコルでマスティマを撃破し勝利。

 

VS エスカロップさん

 エスカロップさんも自分と同じく、「雷使いで挑むメインクエストVH(https://www.nicovideo.jp/series/125807)」という動画を投稿している縛りプレイヤーで、今回は3柱の雷メギドを率いている。また、インプとブリフォーで「インプとブリフォーのプチマゲドンツアー!(https://www.nicovideo.jp/watch/sm39042456)」要素まで組み込んでいて芸術点が高い。ラッシュ枠が4柱というのが特徴的な編成で、ここからアタッカーを選びながら、カウンター枠のCバエルで誘雷状態にし、Bインプで感電をばら撒いた後にCバエル奥義で〆というのがコンセプトだろうか。リーダーCバエル、Rインプ、Bサブナックの組み合わせが最も辛いので、最も瞬間火力の出るリーダーミノソン、Cシャックス、Rウァサゴの万雷軸を選出した。エスカロップさんはリーダーCバエル、Bインプ、Rアモンと選出。おそらくコンセプト通りの誘雷選出だろう。
 1ターン目、Rアタックをウァサゴ、Cシャックスにチャージ、ミノソンにスキルを渡したが、裏湧きでチャージが大量発生したため、更にミノソンにスキルチャージと積んだ。相手はRアモンにチャージアタックチャージ、Bインプにスキル、CバエルにチャージとCバエルスキルが使えず辛そうであった。Rアモンをターゲットし、あとはミノソンスキルの行方を見守ることになる。Rウァサゴ奥義でRアモンを削り、1回目のミノソンスキルではRアモンは落ちず、2回目のスキルで落とすことができた。

 2ターン目、Cシャックスの万雷奥義、Rウァサゴのボコボッコル、ミノソンスキルでBインプとCバエルを落として勝利。フォトン事故に強い基本選出の強みが特に出た試合だった。

 

VS 柏木さん

 コロッセオメギドの中でも最も警戒していたゲイボルグ入りの構築と遂に当たった。ゲイボルグのオーブの種族が物体で物体?ゲイボルグに合うオーブ何かあったか?と少し混乱するも、感電耐性を持っていないことが分かり、大分楽に対処できると安堵した。しかし、カウンター枠が盾2柱ということで、そう簡単にはゲイボルグに有効打を振らせては貰えない。こちらはリーダーミノソン、Cシャックス、Rウァサゴと基本の万雷軸を選出し、柏木さんはリーダーゲイボルグ、Cウヴァル、Bフォラスと選出。

 1ターン目、アタック2チャージ3で相手の先攻。相手はゲイボルグにチャージ、フォラスにオーブチャージ、こちらはRウァサゴにアタック、Cシャックスにチャージと積んだ。裏湧きでアタックが欲しい所だったが、スキル3チャージ2でゲイボルグの奥義が確定し、かなり辛くなった。シャックスがウァサゴ奥義とチャージで覚醒してしまい、スキルでの感電を狙えなくなるという裏目を引いた。こうなったら博打になるが、ミノソンにスキルスキルチャージと積んで、2回目のスキルがゲイボルグに飛ばない事を祈るしかなくなった。あと、チャージ2つで覚醒間近のBフォラスもかなり怖い。完全に意識の外であったが、Bフォラスのオーブはボーパルバニーではなくカミハカリ。単発高火力で崩すこちらの編成とは相性最悪のオーブである。ウァサゴ奥義がバリアで防がれたので、1巡目ミノソンスキルを複数ヒットさせてコロッセオ前にゲイボルグを倒す勝ち筋が消えた。ミノソンスキルは1回目はゲイボルグに2ヒット、2回目は見事ゲイボルグを避けてくれたので、コロッセオの優勢も取れた。更にミノソンスキルで発生した帯電でゲイボルグとウヴァルが感電。ここまでの上振れは流石に予想していなかったが、これでかなり勝ちが近づいた。

 2ターン目、奥義でゲイボルグを落としたと思ったらハイドンで蘇生。BフォラスのカミハカリでRウァサゴのボコボッコルを防がれるもミノソンスキル連打でバリアを剥がしながら全員撃破して勝利。

 

6.最後に

 カラフル杯には初参加でしたが、まさか優勝できるとは……。自分が一番驚いています。それも、推しメギドのムルムルちゃんとシトリーさんの両方を入れた編成で。2柱とも採用理由は愛「だけ」にはしたくなかったので、最も推しが輝ける編成は何か、というのを全力で考えました。例えそれが選出圧力だったとしても、活躍したことには間違いないので満足しています。

 自分は第1回ランクマッチでもRムルムルちゃんリーダーで50勝の称号を取るのが限界レベルの実力ですが、カラフル杯はメタゲーム要素が強く、普段のPVPとは別のゲームに感じました。このように独自色の強い形のものから、普段のランクマッチに近い形のものまで、有志によるPVP大会は色々開催されているので、気になった方は是非参加してみましょう!

 最後に、対戦して頂いた方々、今回は対戦出来なかった参加者の方々、そしてこのような楽しい大会を主催して頂いたミロンさんに感謝を述べて〆ようと思います。

 皆さん、ありがとうございました!とっても楽しかったです!